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zoom RSS 土星の衛星エンケラドスで水素が分子検出された − 生命誕生の条件

<<   作成日時 : 2017/04/16 10:57   >>

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2年くらい前に、NASAの土星探査機「カッシーニ (Cassini) 」が土星の第2衛星「エンケラドス(Enceladus)」を観測したデータから、エンケラドスの表面を覆っている氷の下が液体の海で覆われていることが水がわかったと発表したことをブログに書いていたが、その後エンケラドスの上空48kmにまで接近して、エンケラドスの表面の氷の割れ目から噴出している水蒸気のプルーム(水柱)を観測した結果、プルームから水素分子が検出されたという。

これまで、エンケラドスでは水蒸気プルームが噴き出していることから、氷の下にある海の海底で、熱水化学反応が起きていると考えられてきた。観測の結果から、プルームの約98%は水、約1%が水素で、残りは二酸化炭素、メタン、アンモニアを含む分子の混合物だという。今回、検出が困難とされてきた水素が検出されたことから、エンケラドスは生命を維持できる可能性があることを示しているという。

ではなぜ水素が検出されることが生命存在可能性につながるのかというと、こういうことだ。仮に微生物が存在する場合、その微生物は水素と水の中に溶け込んだ二酸化炭素を反応させて、エネルギーを得ることができるからだ。副産物としてメタンを生成するこの化学反応は、地球上の生命の根源として重要なものなのだ。エンケラドスでまだ生命は見つかっていないが、少なくとも”食糧源”は見つかっている。研究者によれば「それは微生物にとってキャンディー・ストアのようなもの」だそうだ。

エンケラドスは太陽系内で地球以外で微生物のような生命が存在する可能性の高い星の一つに数えられてきて、他には火星、木星の衛星イオとエウロパ、土星の衛星タイタンなどが候補に挙がっているが、今回の観測結果から、生命存在可能な条件を示していることに関して、太陽系内でエウロパとともに最上位に躍り出たようだ。

YouTubeにNASAのビデオが公開されていた。これです。



関連記事はこちら。
以前書いたブログ:http://49576125.at.webry.info/201509/article_4.html
AFPBB Newsの記事:http://www.afpbb.com/articles/-/3125084
NASAの記事:https://www.nasa.gov/press-release/nasa-missions-provide-new-insights-into-ocean-worlds-in-our-solar-system
Scienceの記事:http://www.sciencemag.org/news/2017/04/food-microbes-abundant-enceladus

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